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自説

政局のシナリオを考える

ちまたではワールドカップの関心が高まっているが、私はそれより参院選がどうなるのか、心配でならない。参院選により参議院の勢力にどのような変動があるのか、それによってどのようなことが起こるのか。

・シナリオ1 民主、国民新の2党で、参院過半数
これは、もっとも考えたくない、最悪のシナリオだ。憎たらしい亀井の発言力が増し、「郵政改革法案を参院選後の臨時国会で最優先に成立させる」との覚書がそのまま履行され、小泉の果敢な挑戦によって実現した郵政民営化は大幅に後退する。これだけは、何としても阻止したい。

・シナリオ2 民主で単独過半数
これも、できれば考えたくないシナリオだ。国民新党の発言力は大幅に低下するだろうが、覚書が交わされている以上、民主党は郵政改革法案を成立させるだろう。私は民主が単独過半数になった場合は、国民新党との連立を解消してしまうべきと考えるが、2党は選挙を協力してきたヨシミがあり、あとくされなく手切れ、とはいかないだろう。また国民新党と考えの合う民主党議員が連立解消阻止に動くかもしれない。

・シナリオ3 民主・国民新2党でも過半数にならず
これが最も理想だ。この場合、民主は連立相手を選びなおすことになる。その有力な候補は「みんなの党」、「公明党」だろう。この2党なら、郵政改革法案の成立を阻止してくれるはずだ。特にみんなの党は、いわば小泉竹中改革別働隊。ぜひとも参院選に勝って、連立与党に加わるとともに、国民新党を与党から追い出してほしい。

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