自説

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文民統制を曲解していないか

防衛事務次官が大臣の人事に抵抗したことについて、各報道機関でさまざまな意見が紹介されている。大臣を批判する意見もあれば、事務次官を非難する意見もあるようだ。

その中でも、石破茂元防衛庁長官や愛媛新聞の、「事務次官が大臣に意見するのは、文民統制の原則に反する」とに意見について、私見を述べておきたい。
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070819/skk070819001.htm
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200708191317.html
まず、事務次官は文官(背広組)、すなわち文民であり、軍人(制服組)ではない。よって上記意見は適切ではない。
次に、日本国憲法第66条2項に規定されている文民統制とは、「軍人が大臣を兼任してはいけない。軍は政府の決定に従わなければいけない」ということを述べているものであって、軍人が政府に意見を言うことを禁止しているわけではない。

組織において、下のものは上官の命令に従わなくてはならない。しかし、反対意見を言うことまで封殺してしまうのも問題だろう。今回の件も、事務次官は、大臣の決定にそむいて退官日を過ぎても職に居座り続けたわけでも、武力によって決定を覆したわけでもない。決定に不服だったので、官邸に根回しをしてそれを覆させただけだ。最終的に決定を覆す決断をしたのは、政府である。事務次官は命令違反も違法行為もしていない。事務次官は非難される筋合いない、と私は思うのだが。

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